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デベロップメントタイムとは?DTRの計算と焙煎の比較

更新日: · 執筆・編集:CloudRoast

1ハゼ後の時間と比率を分けて、焙煎を比較する

デベロップメントタイムは、1ハゼの開始から焙煎終了までの時間です。DTR(デベロップメント比率)は、この時間を焙煎全体の時間で割った値を指します。時間は「何秒か」、比率は「全体の何%か」を表すので、両方を記録すると焙煎の進み方を比較しやすくなります。

この記事では、計算例からDTRの読み方を確認し、1ハゼの記録方法、試飲と合わせた比較、CloudRoastで変更できる設定を整理します。

CloudRoastで設定できる終了温度とフェーズ別の火力

CloudRoastでは、豆・終了温度・各フェーズの火力を選び、注文ごとに焙煎したコーヒーを1袋80gでお届けします。同じ豆で設定を変え、届いたコーヒーを飲み比べられます。

焙煎度は終了温度で、ドライ・メイラード・デベロップメントの火力は各1〜5で指定します。焙煎後は、設定と実測の時間・温度を見比べられます。

初めてなら、同じ豆・同じ焙煎度でデベロップメントの火力を一つ変え、香り・甘さの印象・後味を比べてみましょう。

CloudRoastのオンデマンド焙煎の詳しい仕組みやサービスの流れについては、以下のページをご覧ください。

焙煎理論で整理するデベロップメントタイムの概念と計算方法

焙煎中のコーヒー豆が回転する様子

デベロップメントタイムは1ハゼの開始から焙煎終了まで、DTRはその時間が全体に占める割合です。

ハゼの開始を起点とする時間の定義

1ハゼの開始は、耳で聞いた音や焙煎機の自動検出で記録します。比較では、開始とする音の回数など、同じ判定方法を使います。

全体の時間から算出する比率の考え方

経過時間の起点を生豆の投入にそろえると、デベロップメントタイム=終了時刻−1ハゼ開始時刻、DTR(%)=デベロップメントタイム÷総焙煎時間×100です。計算には単位をそろえた秒数を使います。

DTRの計算例:同じ20%でも1ハゼ後の秒数は異なる
項目計算例A計算例B
1ハゼ開始(投入から)8分00秒6分24秒
終了(総焙煎時間)10分00秒(600秒)8分00秒(480秒)
デベロップメントタイム2分00秒(120秒)1分36秒(96秒)
DTR120÷600×100=20%96÷480×100=20%

同じ20%でも1ハゼ後の時間は24秒違います。DTRと秒数をセットで比べましょう。

記録をつけることによる再現性の向上

総焙煎時間、1ハゼ開始時刻、終了温度、豆の色、火力変更を一緒に記録します。温度曲線と飲んだ感想も見比べましょう。

未発達と過発達の違いを味と外観から判断する焙煎理論の視点

異なる焙煎度のコーヒー豆の変化

未発達・過発達の判断には、1ハゼ前後の温度推移、豆の色、飲んだときの香りや味を使います。

青さや渋さを感じたら記録全体を見直す

青さや穀物のような香り、渋さ、甘さの不足を感じたら、まず具体的な感想として残します。そのうえで1ハゼ前後の温度推移と終了時の色を確認し、同じ抽出条件でもその印象が続くかを比較します。

焦げや苦味を感じたら終了条件も確認する

焦げを思わせる香りや強い苦味を感じたら、終了温度、豆の色、火力設定を見直します。目指した焙煎度と飲んだときの好みに照らして、次の設定を決めましょう。

抽出後のテイスティングによる最終確認

飲み比べでは、焙煎からの日数、挽き目、粉と湯の量、抽出方法をそろえます。酸味・甘さ・苦味・香り・後味をそれぞれ記録し、次に変える設定を一つ選びます。曲線が似ているかに加え、飲んだときの違いまで残すことが次の設計に役立ちます。

デベロップメント比率の変化が味に与える影響と焙煎理論の解釈

デベロップメントタイムを変えると、香りや味わいも変化します。DTRと一緒に、1ハゼ前後の時間や終了温度を見ていきましょう。

デベロップメントタイムを変えた研究例

Alstrupらの2020年の研究では、4つの焙煎プロファイルを比較しました。短いデベロップメントタイムでは果実感・甘さ・酸味が、長い時間ではロースト感・ナッツ感・苦味が強くなる傾向が見られました。

同じ比率でも焙煎の経過は異なる

DTRは、1ハゼ後を長くしても、1ハゼまでを短くしても高くなります。同じ「比率を上げる」操作でも焙煎の経過は違うため、秒数、温度推移、焙煎度を併記します。

次の比較では設定を一つ変える

比較の出発点には、自分が飲んで好ましかった焙煎を使います。豆・焙煎機・投入量をそろえ、設定を一つ変更し、実際に変わった時間・温度・色を記録します。前回との差と飲んだ感想を残しましょう。

CloudRoastでデベロップメントの火力を比較する

CloudRoastでは、終了温度とドライ・メイラード・デベロップメントの火力を設定できます。デベロップメントの火力を変える場合も、実際の時間やDTRは焙煎の結果として確認します。設計した設定、実測の温度曲線、飲んだ感想を見比べて、次の注文で変える項目を決めましょう。

焙煎理論に基づいたあなただけのプロファイル設計に、ぜひ挑戦してみてください。

【Q&A】焙煎理論におけるデベロップメントについての解説

Q1.デベロップメントタイムとは具体的にどの期間を指しますか?
A.記録した1ハゼの開始から焙煎終了までの時間です。比較では1ハゼの開始判定をそろえます。
Q2.同じDTRならデベロップメントタイムも同じですか?
A.総焙煎時間が違えば秒数も異なります。総時間10分の20%は2分、総時間8分の20%は1分36秒です。比率と秒数を両方記録します。
Q3.デベロップメント比率を高くすると味はどう変化しますか?
A.DTRが高くなる経過は、1ハゼ後を長くする場合と、1ハゼまでを短くする場合があります。時間と温度の記録を見比べ、同じ淹れ方で味の違いを確かめます。

コーヒー焙煎理論のデベロップメントを追求するならCloudRoastへ

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